1.JANコードとASINコードを理解する
アマゾンという巨大企業
商品の種類をご存知でしょうか?
当てずっぽうだけど、100万種ぐらいですか?
書籍も含めると「2億種類の商品」が、購入できるのですよ。
2億種類・・・想像もつかない数ですね。
これだけの商品取り扱い数をほこり、今現在も商品は増え続けているのが
Amazonのすごさなのです。
それでも世界中にあるアマゾンのわずか5.7%に過ぎないのです。
どれだけ巨大な企業か理解していただけたでしょうか。
カタログ作成が種類を増やす原因の一つ
アマゾンの特徴の一つに、セラー(ビジネス会員)が
自由にカタログを作成できるというものがあります。
カタログを作れちゃうということですね。
例えば遊戯王のトレーディングカードなら、
- ノーマルカード
- レアカード
- スーパーレア
- ウルトラレア
- シークレットレア
- 復刻版
- プロモーション
このように商品自体に、豊富な種類があるものは、
さらにカタログ数が増殖していきます。
同じ絵柄なのにこれだけ分類され、加工の仕様でそれぞれが違う値段ですし、
同じ商品を新たなカタログで作成することも可能なのです。
繰り返しますがセラーなら誰でも新たなカタログを作成できるのも、
商品数が桁違いに多い原因の一つです。
トレカに限らず、Amazonにはこのような商品が山のようにあります。
ですから商品管理できるように、それぞれのカタログを
管理できるようにしなければならない。
そうして考えられたのが「ASINコード」なのです。
それに対し、日本の流通で長年使用されてきたのが「JANコード」です。
JANコードは一般の商品流通時に使われている共通の商品コードで、
バーコードの下に記されている数字がそれにあたります。
画像の右下にあるのがJANコード、一般的には「バーコード」とよばれています。
JANコードは13桁で作られていますが、
アマゾン専用のASINコードは10桁の英数字で表記されます。
ちなみにどんな商品にもJANコードがついているわけではなく、
中国製品などはバーコード自体がなかったり、日本では読み込めないコードを使用していたりします。
それに対して、「ASINコード」はAmazon独自のもので、
商品自体にバーコードのようにASINコードがついているわけではありません。
ASINコードを利用するときは以下の3つ。
- アマゾンのネット上で商品管理するときに使用
- FBAシステムを利用するときに商品に貼る
- 商品をリサーチするときに使用
商品に元からついているものではなく、
わたしたちセラー側が使用するものと覚えておけばいいかと思います。
かなり重要なものだということだけは理解しておいてください。
せどりを行うにはJANコードと
ASINコードの違いをまず理解しよう
2.JANコード・ASINコードでリサーチ
仕入れた商品にJANコードがない理由
せどりで商品管理をするにはJANコードとASINコードが必要なことは理解されましたか?
ところが実際にせどりを始めると、仕入れた商品の中には、
JANコード自体がない商品もたくさん存在します。
これはどういうことでしょうか?
これはさきほど紹介した遊戯王のトレーディングカードの一つです。
少しデータ部分を拡大してみましょう。
ごらんの通りJANコードがありませんよね。
このようにJANコードがない商品はいくつかパターンがあります。
- OEM製品
- 海外製品
- 新古品
などがあります。
JANコードがないものにはお宝が隠されている
1.OEM製品
まず「OEM製品」から解説しましょう。
これは、セラーさんのオリジナル製品です。
海外製品にオリジナル要素をプラスして商標登録しているものに多いです。
元々売れ筋だった商品がほんのちょっとした改良を加えるだけで、
オリジナル製品として販売しているというわけです。
リサーチしていて、すごく売れている商品なのに出品者はたった一人というときがあります。
これはOEM商品の可能性が高いので、リサーチしても時間のムダです。
拡張機能で出品者数を表示させるのはこのためです。
2.新古品
次に「新古品」ですが、これは正直トレカ以外にあまり浮かばないです。
トレーディングカードのBOX販売やパック販売をされている方は多いようですが、
カードだけの販売となると一気に少なくなるのは、トレカが特殊な商品だからなのです。
よく考えてみましょう。
カードはパックから出したものと、
ゲームセンターで機械から排出されたものの2種類があります。
普通の商品なら確実に中古扱いですよね。
それでも新品として販売できるのですから、
特殊以外に言葉が見つかりませんね。
トレカのシングルカードに関してはグレーな新古品をAmazonが
目をつむってくれていると認識したほうがいいかもしれません。
海外製品
次にOEM製品されていない「海外製品」ですが、
卸問屋やお店などで仕入れた商品自体が海外製品でJANコードがついていない
という商品が意外と存在します。
楽天やヤフショでも、ごろごろ転がっているものです。
しかし、そんな海外製品の方が意外にライバルは少なかったりします。
実際にわたしは何年も卸会社から仕入れていた商品がありますが、
めずらしいジャンルだったのも重なり、何年も単独で販売していた商品があります。
なぜかというと、
JANコードがない商品はツールで仕入先を見つけるのが
極めてむずかしいからなのです。
ここにツールの欠点があります。
そんなツールも日々進化し、現在ではそんな商品でも見つけてしまったりします。
特にわたしの師匠が作り上げた電脳ツールは、
これまで不可能だったものも見つけてしまいます、すごいですね~
当然わたしも愛用し続けていますが、結構な頻度で海外製品を拾ってきます。
様々なツールにお金をつぎ込んできた私が、
何年も使用し続けているレベルのものですからね。
興味があればどうぞ。
JANコードがない商品はお宝の可能性あり
敬遠されがちな商品を狙え!